目標よりシステム

投稿日: 2014年1月9日
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年明けになると、「今年の抱負」「今年の目標」の話をよく聞きます。ゴールを設定して日々それに向かって努力するのは結構ですが、私はそんな目標を持たないことにしています。それは、目標は達成するまでに満足感をいっさい得られない上、達成したらその目標はもう終わりだから継続性がないからです。その違いに関して、外国の人気漫画家Scott Adams氏が明言を残しています。同氏は、その著書How to Fail at Almost Everything and Still Win Bigの中で

Goals are for losers. Systems are for winners.

と書いています。

dilbert

Scott Adamsの漫画Dilbertより。

例えば、「5キロ痩せる」という目標を立てるのは良いことですが、体重を5キロ落とすまでは達成感を得られないから努力も持続しにくい上、達成した場合でも「5キロ痩せる」という目標自体が消滅しますから気を緩めて元の体重に戻る人が多いのではないでしょうか?しかし、その目標を「健康的な食生活をして適度に運動をする」というシステムに置き換えたらどうなるでしょう?日常的に実行するものですから「実行している」という達成感は毎日得られますし、ちゃんと実行すればその余分の5キロも落とせるはずです。しかも、目標と違って、適正体重になっても「健康的な食生活をして適度に運動をする」というシステムは消滅しませんので、体重も健康状態もその後ちゃんと維持できるでしょう。おまけにシステムは、やっているうちに癖・習慣になってしまうことが多いですので、全く苦にならず「知らない間に努力していた」ようなものになりやすいです。

同じく、「○○万円貯める」という目標を持つのは決して悪いことではありませんが、それより収入を増やして出費を減らしてお金が貯まる仕組みを立てた方が良くないですか。

じゃ、「英語がうまくなりたい」と思っている人はどうしたらいいんだ。「△△試験で○○点とる」という目標を設定して猛勉強するのも一つの方法ですが、希望の点数をとったらとったで「やったー!」と喜んで勉強をやめて一度覚えた英語を忘れる人も少なくないですし、最悪の場合は希望の点数に満たず落胆して終わりかねません。それなら英語力が上達するシステムを作って日々回転させた方が効率が良いでしょう。

この場合のシステムはどんなの?英語力を伸ばすには英語に触れて英語を使う以外に方法はないので、日常的にその機会を小刻みに作るのがコツです。

日常的にこれをシステムとして繰り返していれば、試験で希望の点数を獲得した後もシステムはそのまま有効に残って、しかもやっているうちにその活動がくせになりがちですから、さらなる上達も期待できます。

というわけで、私も目標ではなくシステムを作ることにしています。仕事に関してもプライベートに関しても設定して、今後の成果に期待しています!


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